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Merry Christmas to You!

クリスマスももうすぐです。クリスマスにはプレゼントやカードを交換したり、大切な人たちとお祝いをし、ケーキやご馳走を食べたりする予定の人もいるのではないでしょうか。今やクリスマスにまつわる習慣や行事は、宗教を越え世界中で親しまれています。今回はそんなクリスマスにまつわる習慣や歴史におけるクリスマスの場面を写真と絵画を通じてご紹介いたします。

Category : 文化

Date : 2017.10.17

参考文献

  • History.com – History of Christmas Trees
  • Wikipedia -サンタクロース
  • Wikipedia -クリスマス

歴史の中のクリスマス

クリスマスの人々の姿は歴史の様々な場面で捕えられてきました。第一次世界大戦中、ドイツ軍とイギリス軍の間でクリスマス休戦というクリスマスの間だけ戦闘の中断が非公式に行われ、クリスマスを祝う兵士たちの姿も写真に残されています。キリストの誕生のお祝いはもちろんのこと、一年の締めくくりに感謝や愛情を示す時とも考えられているクリスマス。そんなときに人々はどのように過ごしてきたのでしょうか。

サンタクロース

おなじみの北の国からトナカイに乗ってやってくる、白ひげを生やし赤と白のコートを着たサンタクロース。その姿は様々なイメージを経て近代に定着したもののようです。サンタクロースの起源は様々な説があり、4世紀の東ローマ帝国の司教、聖ニコラオスの伝説を元に、北欧神話の神オーディンやその他の伝説上の物語と混じり合い、近代の大衆文化を経て今の形になったと言われています。

クリスマスイルミネーション

電飾で飾られたクリスマスツリーや街のイルミネーションはクリスマスの代表的なイメージとなっています。クリスマスツリーの伝統はドイツの異教の伝説が元となり始まったとされています。諸説ありますが、ドイツで16世紀にはクリスマスツリーを室内に飾り、時にはキャンドルを飾るようになったと言われています。電球の発明によって、20世紀以降キャンドルに代わって電飾が飾られるようになり、現代では街の至る所に飾られるようになりました。世界のクリスマスツリーやライトアップされた街並みをご紹介します。

キリストの「受胎告知」シリーズ

クリスマスのお祝いは宗教や国境を越え世界中の人々にとってのイベントとして定着しつつありますが、ご存知の通り、もともとイエス・キリストの降誕を祝うキリスト教の記念日です。若いマリアの前に突如天使ガブリエルが現れ、彼女が男の子を身ごもった事を伝えました。ヨセフの許嫁となったばかりのマリアは「どうしてそのようなことになりえましょうか。私は男の人を知りませんのに」(ルカによる福音書1章34節)と言い戸惑いを示しますが、神の遣いの言葉を従順に受け入れます。ここにイエスの誕生のストーリーが始まります。この新約聖書に記述されたこのエピソードは多くの画家たちによって繰り返し描かれてきました。画家達の創意や時代背景、またその地域や、更に時の権力者たちの影響力により絵画の描かれ方は様々ですが、多くの絵にはいくつかの共通する点が見られます。受胎告知の場面には純潔を表す白百合、そして上空には聖霊を表す鳩や、直接神の姿が描かれ、処女マリアが聖霊により身ごもった事を伝えています。

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