SPECIAL FEATURE

中国の皇帝たち

分裂や統一を繰り返し、広大な領土を治めてきた中国の皇帝たちをユニフォトプレスの提携先のボストン美術館収蔵品「歴代帝王図巻」を交えて特集いたします。

Category : 歴史

Date : 2018.11.15

秦から隋

考古学的に実在が確認されている最古の王朝は殷。その前には夏、それ以前には三皇五帝時代があったと伝えられています。歴史上初となる中国全土の統一を果たしたのが、秦の始皇帝です。始皇帝は北方の遊牧騎馬民族の対策として万里の長城を建設したことで知られ、兵馬俑坑を含む秦始皇帝陵はユネスコ世界遺産に登録されています。また、後漢の時代には日本が始めて歴史に登場。倭奴国王が後漢の光武帝から金印を綬与されたと後漢書に記されています。

唐から元

後漢末期、群雄割拠の時代に入ると、魏の曹操、蜀の劉備、呉の孫権の三人が皇帝を名乗り、日本で絶大な人気を誇る三国時代が始まります。日本から遣隋使が派遣されたのは煬帝の治世。倭王が送った国書の書き出しの一文「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す」に、煬帝が激怒したことはあまりにも有名です。唐の都・長安は使節や商人が集まる国際都市として繁栄し、その影響は東アジア全域へ広がります。奈良時代の天平文化は、周の武則天、唐の玄宗の文化の影響を強く受けたものでした。

明から清

13世紀初頭、モンゴルのチンギス・ハンがユーラシア大陸各地へと征服運動を開始。超大国となったモンゴル帝国は陸路と海路でユーラシア大陸全域を結び、交易のネットワークを広げ「パクス・モンゴリカ」と呼ばれる繁栄の時代を築きました。17世紀に入ると満洲女真族のヌルハチが後金、後に清を建国します。18世紀後半に起きた産業革命により、ヨーロッパ列強がアジアに進出し始めると清の半植民地化が本格化。内乱も多々起こり、1911年に辛亥革命が勃発すると孫文、袁世凱指導のもと、溥儀(宣統帝)は退位し、中国最後の王朝が滅びます。

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